2014年09月11日
防水コーティングの剥がし方
アウトドアやミリタリー系のナイロン製品だと、大抵内側に防水のポリウレタンコーティングが施されています。
これ自体は有難いのですが、厄介なのがこのコーティングの劣化。
ポリウレタン素材は水と反応して分解反応、いわゆる加水分解=劣化を起こしてしまうのでこれは外国ならいざ知らず日本の様な湿気が多い国ではどんなに気を使っても劣化は起きてしまいます。
また、放出品だと使い方自体がハードなので放出している時点でもう劣化している事も良くあります。
劣化が進行すると、コーティングが白化してポロポロ剥がれてきたり、ベタつきや酸っぱいような鼻につく臭いが発生して気分は泣きたくなりますw
こうなってしまったらこの劣化した部分を除去するしかないのですが、この除去がまたメンドクサイ(T_T)
いくらたわしで擦ったり洗濯しても鼻糞みたいなポリウレタンは取れません。
此処まで来たら諦めて捨てるしかないと思いますが、ちょっと待ってほしい。
この劣化したコーティング、実は簡単に落とす方法があるのです。
用意するのは、たわしと除去する物を浸せるぐらいの入れ物(これはバケツじゃなくてもポリ袋でも可。ただし、水漏れ注意)物が大物の場合は風呂に残り湯を浸かる分残せばOK。
それと、主役の 重曹
いや、重曹ってマジ掃除の神様だよなァwww
これは、ポリウレタンの加水分解による有機化合物(ベトつきと臭いの元)は酸性なので、これをアルカリ性である重曹(炭酸水素ナトリウム)で中和・除去するという原理。
この方法の良い所は、劣化していないコーティングには影響がないと言う所。
ただ、水につけるので終わった後の乾燥はしっかりしないと、無事な所も劣化してしまいます(笑)
っつーか、劣化が全体まで進んだらその物に施してあるコーティングは殆ど駄目になっていますがwwww
下準備として、ザックのベルトやアクセサリーなど、外せる部品は全て外しておきます。
重曹はホームセンターやドラッグストア、スーパーなどで入手可能ですが、食品添加用でなくても、安価な工業用(掃除用)のものでも構いません。
俺は百均で売ってるのを使ってます。
さて除去作業ですが、除去する物の大きさにもよるけど浸すことができる程度入れ物にぬるま湯(45℃ぐらい)を入れ、重曹を溶かし物を漬けます。
重曹の量は適当(笑)
そして軽く押し洗い、翌日まで放置。
1昼夜放置すると、劣化の状態にもよりますが、漬け水は茶色く濁り、剥がれたコーティングのカスのようなものもたくさん浮いたり沈んでたりしてます。
そしたら、バケツから出し状態をチェックします。
劣化したコーティングがまだ残っていたら、タワシで軽く擦って剥がせるところは全て剥がします。
この作業で実感するのは、普通では落ちない劣化したコーティングがアカスリした垢みたくぽろぽろと良く落ちると言う事です。
最後にすすぎと脱水をし、陰干しして完了です。
陰干しした後、細かいカスが付いてますが、これはもうべたべたしないので叩けば落ちます。
このたわしで擦るのは風呂に残り湯でもいいので水を張った状態で作業するのが楽でイイです。
そうすれば、最後のすすぎも簡単です。
もし、1回の漬け込み→すすぎ・脱水→擦りの一連の工程で劣化部分が落ちていない場合(劣化していない部分は落ちない)は、この作業を2~3回繰り返します。
その場合は、重曹溶液は毎回入れ替えた方が良いでしょう。
よほどひどくない限り、2回もやれば 綺麗になります。
これでお気に入りの装備やバックを廃棄しなくてもイイし、欲しいけどなんかベタベタするから見送っていた放出品も躊躇なく購入できますwww
ただ、これでコーティングを除去すると当たり前ですが元々の防水性は失われますので、完全防水したい人は再度、撥水・防水加工を行う必要があります。
これは俺個人の意見ですが、バックパックとかのカバンでしたら再度、撥水・防水加工するよりかはジップロックみたいな完全防水の袋に物をパッキングした方が荷物を纏められるし取り出しやすいし結果的に沢山詰め込む事が出来ると思います。
その上で、本体に撥水スプレーをするだけで十分かと。
装備関連でしたら撥水スプレーだけで十分汚れ防止や撥水できますし。
それではまた~
これ自体は有難いのですが、厄介なのがこのコーティングの劣化。
ポリウレタン素材は水と反応して分解反応、いわゆる加水分解=劣化を起こしてしまうのでこれは外国ならいざ知らず日本の様な湿気が多い国ではどんなに気を使っても劣化は起きてしまいます。
また、放出品だと使い方自体がハードなので放出している時点でもう劣化している事も良くあります。
劣化が進行すると、コーティングが白化してポロポロ剥がれてきたり、ベタつきや酸っぱいような鼻につく臭いが発生して気分は泣きたくなりますw
こうなってしまったらこの劣化した部分を除去するしかないのですが、この除去がまたメンドクサイ(T_T)
いくらたわしで擦ったり洗濯しても鼻糞みたいなポリウレタンは取れません。
此処まで来たら諦めて捨てるしかないと思いますが、ちょっと待ってほしい。
この劣化したコーティング、実は簡単に落とす方法があるのです。
用意するのは、たわしと除去する物を浸せるぐらいの入れ物(これはバケツじゃなくてもポリ袋でも可。ただし、水漏れ注意)物が大物の場合は風呂に残り湯を浸かる分残せばOK。
それと、主役の 重曹
いや、重曹ってマジ掃除の神様だよなァwww
これは、ポリウレタンの加水分解による有機化合物(ベトつきと臭いの元)は酸性なので、これをアルカリ性である重曹(炭酸水素ナトリウム)で中和・除去するという原理。
この方法の良い所は、劣化していないコーティングには影響がないと言う所。
ただ、水につけるので終わった後の乾燥はしっかりしないと、無事な所も劣化してしまいます(笑)
っつーか、劣化が全体まで進んだらその物に施してあるコーティングは殆ど駄目になっていますがwwww
下準備として、ザックのベルトやアクセサリーなど、外せる部品は全て外しておきます。
重曹はホームセンターやドラッグストア、スーパーなどで入手可能ですが、食品添加用でなくても、安価な工業用(掃除用)のものでも構いません。
俺は百均で売ってるのを使ってます。
さて除去作業ですが、除去する物の大きさにもよるけど浸すことができる程度入れ物にぬるま湯(45℃ぐらい)を入れ、重曹を溶かし物を漬けます。
重曹の量は適当(笑)
そして軽く押し洗い、翌日まで放置。
1昼夜放置すると、劣化の状態にもよりますが、漬け水は茶色く濁り、剥がれたコーティングのカスのようなものもたくさん浮いたり沈んでたりしてます。
そしたら、バケツから出し状態をチェックします。
劣化したコーティングがまだ残っていたら、タワシで軽く擦って剥がせるところは全て剥がします。
この作業で実感するのは、普通では落ちない劣化したコーティングがアカスリした垢みたくぽろぽろと良く落ちると言う事です。
最後にすすぎと脱水をし、陰干しして完了です。
陰干しした後、細かいカスが付いてますが、これはもうべたべたしないので叩けば落ちます。
このたわしで擦るのは風呂に残り湯でもいいので水を張った状態で作業するのが楽でイイです。
そうすれば、最後のすすぎも簡単です。
もし、1回の漬け込み→すすぎ・脱水→擦りの一連の工程で劣化部分が落ちていない場合(劣化していない部分は落ちない)は、この作業を2~3回繰り返します。
その場合は、重曹溶液は毎回入れ替えた方が良いでしょう。
よほどひどくない限り、2回もやれば 綺麗になります。
これでお気に入りの装備やバックを廃棄しなくてもイイし、欲しいけどなんかベタベタするから見送っていた放出品も躊躇なく購入できますwww
ただ、これでコーティングを除去すると当たり前ですが元々の防水性は失われますので、完全防水したい人は再度、撥水・防水加工を行う必要があります。
これは俺個人の意見ですが、バックパックとかのカバンでしたら再度、撥水・防水加工するよりかはジップロックみたいな完全防水の袋に物をパッキングした方が荷物を纏められるし取り出しやすいし結果的に沢山詰め込む事が出来ると思います。
その上で、本体に撥水スプレーをするだけで十分かと。
装備関連でしたら撥水スプレーだけで十分汚れ防止や撥水できますし。
それではまた~
Posted by あれっくす at 01:21│Comments(0)
│雑記